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2012年06月01日

Green Hills SoftwareのINTEGRITY Embedded Cryptographic Toolkit (ECT)が、FIPS 140-2認可を取得

米カリフォルニア州サンノゼ、2012年5月23日発表 – 最大手の独立系組込みソフトウェア・ソリューション・プロバイダで、世界で唯一EAL6+/High Robustness NSA検証を取得し、NIAPが認証したリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)を提供しているGreen Hills Software社(以下、GHS)は、同社の
INTEGRITY Security Services (ISS) Embedded Cryptographic Toolkit が、米国国立標準技術研究所(NIST)からFIPS 140-2 Level 1(連邦情報処理標準)認可 (validation) を取得したことを発表しました。NISTは産業界と共同で技術、測定法、および標準規格の開発・適用に取組んでいる連邦技術機関です。

 

●INTEGRITYオペレーティング・システムのセキュア・ファミリ上に構築

GHSは、独自のEmbedded Cryptographic ToolkitがFIPS認可を受けたことにより、セキュリティの目標水準をさらに引き上げることができるため、今回の認可は同社にとって画期的なものです。GHSのお客様は、いまや、セキュリティ上のニーズをすべて解決できる「ワンストップショップ」を利用できることになりました。GHSは、FIPS認可を受けた暗号化システムを、セキュア・オペレーティング・システム INTEGRITY®ファミリとともに提供することを次のステップとしており、これによって、世界で最もセキュアな組込みシステムを構築できます。

 

Green Hills Software社 創業者・社長兼CEOであるDan O’Dowd(ダン・オダウド)のコメント:
「FIPS認可を取得したことによって、GHSは再び世界に先駆けて最もセキュアなシステムを提供できるようになりました。当社のISS Embedded Cryptographic Toolkitは、NSAのSuite B標準をすべて満たしている唯一の独占所有ソリューションであり、個人情報を将来に亘って機密にすることによって、全世界の基幹基盤を保護することができます」

 

BridgePoint Systems 社長兼CEOであるThomas E. Corder(トーマス・E. コーダー)氏のコメント:
「次世代システムが、我々のデータを将来50年に亘って保証するためには、NSA Suite B標準を満たす必要があります。アイデンティティ(ID) を連合 (federate) する計画もこの例外ではなく、Suite B標準に適合するカードリーダ・プラットフォームを構築し、情報とミッションクリティカルデータを保護することが要求されています。FIPS認可を取得したツールキットが利用できることによって、当社の開発期間を短縮できるとともに、お客様が必要とするセキュリティを提供することができます」

 

米国のFIPS 140-2暗号化モジュール検証機関である米国国立標準技術研究所と、カナダのFIPS 140-2暗号化モジュール検証機関である通信安全保障局は、GHSのISS Embedded Cryptographic ToolkitがFIPS 140-2 に対する派生的試験要件(Derived Test Requirement)、すなわち暗号化モジュールに対するセキュリティ要件(Security Requirements for Cryptographic Modules)を充足しているとして、FIPS 140-2 の暗号化モジュール試験結果を認可しました。FIPS 140-2は、コンピュータおよび通信システム(音声通信システムを含む)において、Sensitive Information(米国)またはProtected Information(カナダ)を保護するセキュリティ・システムで使用する暗号化モジュールが満たすべきセキュリティ要件を仕様としています。

 

●究極的なオープンプラットフォーム

ISS Securityプロトコルおよびソリューションは、広範囲にわたるオペレーティング・システムとプロセッサ・アーキテクチャでサポートされています。NISTは、FIPS 140-2認証番号#1719をGHSのHA-ECTモジュールに与えました。これについてはCMVPのウェブサイトに掲載されています。
http://csrc.nist.gov/groups/STM/cmvp/documents/140-1/1401val2012.htm

 

■ Green Hills Software, Inc.(GHS)について

Green Hills Software社は1982年に設立され、独立系として最大の組込みソフトウェア・ソリューション・プロバイダです。2008年、GHSのINTEGRITY-178B リアルタイムOSは史上初めて、また唯一 NIAP(米国国家情報保証パートナーシップ:NSAとNISTの共同事業)により ”EAL6+, High Robustness“ として認証されました。これは、これまでソフトウェア製品が達成した最高レベルのセキュリティです。GHSのオープン・アーキテクチャの統合開発ソリューションは、機器に緊密に組込まれ、セキュリティが絶対的に重要で高い信頼性をもち、工業界の認証を受けたソリューションを求める軍事・航空、医療、工業、自動車、ネットワーク、および家電分野のアプリケーションを対象としています。本社は米国カリフォルニア州サンタバーバラで、欧州本社を英国に構えており、日本を含むアジア地域では、GHSの技術パートナーである株式会社アドバンスド・データ・コントロールズがサービスを提供しています。GHSに関する詳しい情報は、Webサイト http://www.ghs.com/ をご覧ください。

 

■ 株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)について

アドバンスド・データ・コントロールズは、1982年に設立され、「最適なソフトウェア開発環境」 を常に追求し、時代を先取りしたベスト・ソリューションをトータルに提供するリーディングカンパニーです。ワールドワイドなアライアンス体制を強みに、Green Hills Software社の技術パートナーとして、ローエンドからハイエンド製品まで対応した組込みシステム開発ソリューションを日本の顧客ニーズに対応した形式で提供しています。また、CAN/FlexRayの設計・解析ツールやコンフォーマンス認証などの車載ネットワークソリューションにも力を入れています。ADaCに関する詳しい情報は、Webサイトhttp://www.adac.co.jp/ をご覧ください。

 

【本件に関するお問合せ】

株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ  営業本部 企画部TEL:03-3251-3170 / FAX:03-3251-3167
E-mail:planning@adac.co.jp

*Green Hills Software, および INTEGRITYは、米国およびその他の国におけるGreen Hills Software,Inc. の商標または登録商標です。その他の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

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