ニュース

各種ニュース・プレスリリースと各種イベント・セミナーをご覧いただけます。

2013年03月15日

Green Hills Software、リアルタイムOS INTEGRITYと統合開発環境 MULTIによるMarvell社の ARMADA XPマルチコアプロセッサに対するサポートを発表

~電力・性能・コストに関する優れた測度値 (metrics) に対応~

 

米サンタバーバラ、独ニュルンベルク、2013年2月26日発表 – 最大手の独立系組込みソフトウェア・ソリューション・プロバイダであるGreen Hills Software社(以下、GHS)は、業界をリードするリアルタイムOS INTEGRITY®(以下、INTEGRITY)、および総合的ソフトウェア開発・ランタイムソリューションが、Marvell®ARMADA™ XP(Extreme Performance)シリーズのマルチコアプロセッサに対して、利用可能になったことを発表しました。GHSがサポートするソリューションには、対称型マルチプロセッシング (SMP) 構成に対応するINTEGRITY、受賞歴のある統合開発環境 MULTI®、ネットワークスタック、ファイルシステム、POSIXを包含するミドルウェアの完全スイート、およびハードウェア・デバッグプローブ Green Hills Probe™が含まれます。マルチコアプロセッサのMarvell ARMADA XPシリーズは、エンタープライズ・クラスのクラウドコンピューティング・アプリケーションのために設計された業界初のクアッドコアARMプロセッサです。

GHSによるMarvell ARMADA XPの包括的サポートには、次のものが含まれます。

  • SMP構成のリアルタイムOS INTEGRITY
  • ミドルウェアの全スイート
    – ファイルシステム、ネットワークスタック
    – 標準POSIXシステムインタフェース
  • 受賞歴のある統合開発環境 MULTI
  • ハードウェア・デバッグプローブ Green Hills Probe

 

GHSによる最も重要なランタイム提供物は、INTEGRITYです。INTEGRITYの成功の鍵は、高度な分割アーキテクチャ、メモリ保護機能の組込み、保証されたリソース利用性、セキュアなリモート管理、および最適化されたリアルタイムレスポンスにあります。INTEGRITYの技術は、工業用安全性(IEC 61508 SIL 3)、鉄道安全性(EN 50128 SWSIL 4)、医療(FDAクラスIII)、航空宇宙(DO-178B Level A)、EAL 6+ (Evaluation Assurance Level 6+)、High Robustness(Requirements in a Common Criteria Protection Profileの中の1項目)、コモンクライテリア (IEC 15408) など、かつてどの製品も達成しなかったほど数多くの安全性、およびセキュリティ標準の認証を受けました。

 

Green Hills Software社 Advanced Products Group Vice PresidentであるTim Reed(ティム・リード)のコメント:
「INTEGRITYはARMADA XPプラットフォームに非常にフィットしているので、高信頼性で高度にセキュアな組込みアプリケーションにおいて、電力・性能・コストに関する優れた測度値を達成することができます。INTEGRITY SMPスケジューラは、このマルチコアアーキテクチャを容易に使い、MULTIデバッガと付属ツールは開発生産性を極限まで高め、性能上のボトルネックを見抜くことを可能にします。」

 

Marvell社 Cloud Services and Infrastructure Business Unit Vice PresidentであるRamesh Sivakolundu(ラメーシュ・シヴァコルンドゥ)氏のコメント:
「Green Hills Software社のINTEGRITYがARMADA XPをサポートしたことは、大変光栄なことです。ARMADA XPは、高性能データセンター・ウェブサーバから高信頼性ネットワーク用装置、および無線インフラストラクチャー装置に至る、エンタープライズ・クラスのクラウドコンピューティング・アプリケーションに特化して設計された業界初のクアッドコアARMプロセッサです。このサポートによって、弊社のお客様は高品質で省電力、かつ高性能なシステムを、短い市場提供までの期間で、幅広いアプリケーションに提供することが可能になります。」

 

■ Green Hills Software, Inc.(GHS)について

Green Hills Software社は1982年に設立され、独立系として最大の組込みソフトウェア・ソリューション・プロバイダです。2008年、GHSのINTEGRITY-178B リアルタイムOSは史上初めて、また唯一 NIAP(米国国家情報保証パートナーシップ:NSAとNISTの共同事業)により ”EAL6+, High Robustness“ として認証されました。これは、これまでソフトウェア製品が達成した最高レベルのセキュリティです。GHSのオープン・アーキテクチャの統合開発ソリューションは、機器に緊密に組込まれ、セキュリティが絶対的に重要で高い信頼性をもち、工業界の認証を受けたソリューションを求める軍事・航空、医療、工業、自動車、ネットワーク、および家電分野のアプリケーションを対象としています。本社は米国カリフォルニア州サンタバーバラで、欧州本社を英国に構えており、日本を含むアジア地域では、GHSの技術パートナーである株式会社アドバンスド・データ・コントロールズがサービスを提供しています。GHSに関する詳しい情報は、Webサイト http://www.ghs.com/ をご覧ください。

 

■ 株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)について

アドバンスド・データ・コントロールズは、1982年に設立され、「最適なソフトウェア開発環境」 を常に追求し、時代を先取りしたベスト・ソリューションをトータルに提供するリーディングカンパニーです。ワールドワイドなアライアンス体制を強みに、Green Hills Software社の技術パートナーとして、ローエンドからハイエンド製品まで対応した組込みシステム開発ソリューションを日本の顧客ニーズに対応した形式で提供しています。また、CAN/FlexRayの設計・解析ツールやコンフォーマンス認証などの車載ネットワークソリューションにも力を入れています。ADaCに関する詳しい情報は、Webサイトhttp://www.adac.co.jp/ をご覧ください。

 

【本件に関するお問合せ】

株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ  営業本部 企画部TEL:03-3251-3170 / FAX:03-3251-3167
E-mail:planning@adac.co.jp

*Green Hills Software、およびINTEGRITY、MULTI、Green Hills Probeは、米国、およびその他の国におけるGreen Hills Software,Inc. の商標または登録商標です。その他の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

年別アーカイブ