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2007年05月14日
Green Hills Software 社(以下、GHS 社)は、EEMBCがベンチマークソフトウェアの高レベルな品質保証のために、GHS社の静的ソースコード解析ツール“DoubleCheck™”を採用したことを発表しました。
EEMBCは、100万行を超えるソースコードで構成されるソフトウェアベンチマークでDoubleCheckを実行するとともに、EEMBCの最新マルチコアベンチマークフレームワークを含んだ新しいベンチマークソフトウェアの品質保証のためにDoubleCheckを使用しています。
静的ソースコード解析ツール DoubleCheckについて
GHS社が25年間培ってきたコンパイラテクノロジーをベースに開発したDoubleCheckは、ソフトウェアの安全性ならびに信頼性の低下を引き起こすプログラム上の問題を検出します。
DoubleCheckは、プロジェクトのソースコード全体を解析し、バッファオーバーフローやリソースのリーク、ポインタの無効参照、McCabeのような評価指標によって示される複雑度合いの高いコード、MISRA2004のような安全のためのコーディングルール違反などを検出します。
DoubleCheckは、その高速な解析時間と、統合開発環境(IDE)との完全統合という特長において、他の静的解析ツールと差別化しています。
他の静的解析ツールは品質保証部門で使用されることが多々あるなかで、DoubleCheckは、統合開発環境MULTIの機能の一部として組み込まれているため、全ての開発者がいつでも簡単に利用でき、膨大なソースコードに含まれる障害発生箇所を速やかに発見し、修正を行うことができます。
DoubleCheckは統合開発環境MULTIに組み込まれているため、煩わしい設定作業を行わずに、大規模なソースコードをテストできます。
また、DoubleCheckが生成するレポートは、どんなWebクライアントからでも簡単に確認することができます。
他の静的解析ツールの場合、コード行あたり年間に数万から数十万ドルの費用がかかるのに対し、DoubleCheckはMULTIのEnterprise Editionにバンドルされていますので、企業投資を開発者の生産性に最大限に注ぐことができます。
EEMBC
組込み向けマイクロプロセッサ・ベンチマーク・コンソーシアム(EEMBC) は、組込み向けシステムに使われるハードウェアおよびソフトウェアに対して意味のある性能ベンチマークを開発するために、1997年に設立されました。
コンソーシアム会員達の一丸となった努力により、明確に定義された目標と用途別の評価基準を設けることで、EEMBC®ベンチマークは組込み向けプロセッサ、コンパイラ、およびJavaインプリメンテーションの性能を評価するための業界標準となっています。