ニュース

各種ニュース・プレスリリースと各種イベント・セミナーをご覧いただけます。

2013年09月21日

Symtavision社、SymTA/S 3.2およびTraceAnalyzer 3.2をリリース

~市場をリードする、タイミング解析・最適化・検証ソリューションが、システムレベルの分布解析、AUTOSAR 4.xのサポート、全体的なワークフローの改善を新たに実現~

 

独ブラウンシュヴァイク、2012年9月20日発表 – 組込みリアルタイムシステムのタイミング設計・タイミング検証で世界をリードするSymtavision社は、市場をリードする組込みリアルタイムシステムの設計・最適化・検証のためのシステムレベル・ツールスイートであるSymTA/S 3.2をリリースしました。SymTA/S 3.2は、システムレベル分布解析とAUTOSAR 4.xを新たに実現します。TraceAnalyzer 3.2には、スクリプト言語のサポートが追加され、SymTA/Sと完全に統合できます。

SymTA/S 3.2の新機能のシステムレベル分布解析はシステム全体を対象としており、通信経路がセーフティクリティカルではない典型事例の解析が可能です。これを負荷解析とワーストケース解析間の中間解析ステップとすることで、SymTA/Sのタイミング設計とタイミング解析機能がさらに拡張します。その基盤となるのが新しいシステム分散フレームワークで、これにより新技術のカスタム解析が短期間で開発できるようになります。さらに、システム全体のガントチャートをサポートし、タイムトリガ型・イベントトリガ型のアクティベーションの連鎖もすべて制御できます。

一部ユーザがAUTOSAR Release 4.0に移行し始めているのを受けて、SymTA/S 3.2とTraceAnalyzer 3.2では、SymTA/S既存のAUTOSAR 3.xサポート機能にAUTOSAR 4.x XMLインポート・インタフェースを追加し、AUTOSAR 3.xと同じモデルおよびパラメータ・セットをカバーしました。AUTOSAR 3.xはまだ広く使われているためSymtavision社は、このバージョンのサポートを引き続き改善していく方針です。そのためSymTA/S 3.2 とTraceAnalyzer 3.2には、AUTOSAR 3.x XMLインタフェースのいくつかの機能拡張も盛り込まれています。

SymTA/S 3.2とTraceAnalyzer 3.2では、全体的なワークフローにも改善が加えられました。もっとも重要な点は、これまでSymTA/Sだけでサポートされていたインポート、エクスポート、スクリプト言語、レポートの機能がTraceAnalyzerでも利用できるようになったことです。しかもSymTA/SとTraceAnalyzerは、共通のデータモデルと共通のEclipseベースのGUIでシームレスに統合されています。両ツールはひとつのツールのように動作するので、SymTA/SとTraceAnalyzerの解析技術をこれまで以上に自由に組み合わせて利用できるようになります。

 

Symtavision社 CEOであるMarek Jersak(マレック・ジェルサック)のコメント:
「SymTA/S 3.2とTraceAnalyzer 3.2は、自動車、航空宇宙、オートメーションといった高性能かつセーフティクリティカルなシステム開発に狙いを定めたもので、市場をリードする組込みリアルタイムシステムのシステムレベルの設計・最適化・検証ツールスイートを代表する重要な新リリースです。バージョン3.2に盛り込む新機能や拡張機能を決定するに当たり、お客様と緊密に連携して要望の聞きとりを進めてまいりました。新しいシステムレベル分布解析機能、TraceAnalyzerの機能の統合を含めた全体的なユーザビリティ改善、AUTOSAR 4.xインポートのサポートは、お客様からの改善要求に直接応える形で実現したものです」

 

SymTA/S 3.2とTraceAnalyzer 3.2 は、2012年10月にリリースされる予定です。ドイツのブラウンシュヴァイクで2012年9月26~27日に開催される第6回Symtavision NewsConferenceでは、顧客向けにプレビューバージョンがリリースされる予定です。

 

■ Symtavision GmbH(Symtavision)について

Symtavision社は、2008年に設立され、世界で最先端のリアルタイム・システム設計・検証ソリューションを提供しています。また、組込みコントローラやネットワーク、分散型リアルタイム・システム向けに最も高速で効率的なタイミング解析ソリューションも提供しています。Symtavisionは、システムレベルのタイミング設計と検証用にタイミング解析ツールSymTA/Sをリリースしており、AUTOSAR、CAN、FlexRay、OSEKなどのカーエレクトロニクス分野の規格をサポートしています。また関連ツールであるTraceAnalyzerは、測定とシミュレーションの両方からのタイミングデータを視覚化して解析できる強力なソリューションで、SymTA/Sとシームレスに統合できます。本社は独国ブラウンシュヴァイクで、支社をミュンヘンに構えており、全世界に拡がる代理店ネットワークにサポートされています。日本では、Symtavisionの代理店である株式会社アドバンスド・データ・コントロールズがサービスを提供しています。
Symtavisionに関する詳しい情報は、Webサイト  http://www.symtavision.com/ をご覧ください。

 

■ 株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)について

アドバンスド・データ・コントロールズは、1982年に設立され、「最適なソフトウェア開発環境」 を常に追求し、時代を先取りしたベスト・ソリューションをトータルに提供するリーディングカンパニーです。ワールドワイドなアライアンス体制を強みに、Symtavision社の代理店として、タイミング検証・最適化ツールを日本の顧客ニーズに対応した形式で提供しています。またGreen Hills Software社の技術パートナーとして、ローエンドからハイエンド製品まで対応した組込みシステム開発ソリューションも提供しています。
ADaCに関する詳しい情報は、Webサイト http://www.adac.co.jp/ をご覧ください。

 

【本件に関するお問合せ】

株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ  営業本部 企画部TEL:03-3251-3170 / FAX:03-3251-3167
E-mail:planning@adac.co.jp

*Symtavisionは、独国におけるSymtavision GmbH の登録商標です。その他の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

年別アーカイブ