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2014年03月27日

Green Hills Software、最新のMULTIツールチェーン・リリースが機能安全性認証を受けたことによって、機能安全に対する先導者地位を継続

~TÜV NORD社、およびexida社が、IEC 61508、EN 50128、ISO 26262各標準に基づいて、統合開発環境 MULTIの機能安全性資格認定要件に対する査定を実施~

 

米ミシガン州ディアボーン 2014年3月18日発表 – 組込みソフトウェアソリューションの最大の独立系ベンダーであるGreen Hills Software(以下、GHS)は、統合開発環境 MULTI®(以下、MULTI)ツールチェーンの最新リリースが、機能安全性標準IEC 61508:2010(工業)、EN 50128:2011(鉄道)、およびISO 26262:2011(自動車)で定められたツール資格認定要件の最高水準を満たしていると認証されたことを発表しました。MULTIに対するこれまでの認証に基づいて、GHSは、TÜV NORD社、およびexida社の両社から認証を受けたのです。厳格なSIL 4(安全度水準)、およびASIL D(自動車安全度水準)のツール資格認定要件を満たす唯一の商用のツールチェーンとして、GHSのMULTIの存在が維持されました。この認証には、TÜV NORD社、およびexida社の両社による「Trusted Tools」という認証章が含まれています。

● 実績のある製品、およびプロセスがベース

GHSは、組込み、およびモバイル販売市場における、安全性、およびセキュリティが認証されたソフトウェア製品、およびサービスで世界をリードするサプライヤです。30年以上に渡って、GHSは、クライアントを支援して、機能安全性を求める数多くの市場に対し、比類のない知識、産業界を横断する専門知識、実績のあるSIL / ASIL資格要件を満たす製品ポートフォリオを提供することによって、極めて困難な設計課題を解決してきました。

 

GHSの広範囲に及ぶ安全性認証は、顧客自身の製品認証を網羅的に取得する可能性を顧客にもたらします。何年間にも渡って、GHSは以下の認証を取得してきました。

  • 2006年 – IEC 61508 – 最初のリアルタイムOS INTEGRITY®(以下、INTEGRITY)の機能安全性の認証(SIL 3)
  • 2009年 – EN 50128 – 鉄道に対応するため、INTEGRITYの機能安全性の認証をアップデート(SIL 3/4)
  • 2012年 – IEC 61508/EN 50128 – 2010~2011年の標準バージョンに対応するため、INTEGRITYの機能安全性認証をアップデート
  • 2012年 – IEC 61508/EN 50128/ISO 26262 – 全般、鉄道、自動車の機能安全性のための最初のMULTIの資格査定 (SIL 3/ASIL Dまで必要としない開発で用いるため)
  • 2014年 – IEC 61508/EN 50128/ISO 26262 – 最新のツールバージョン(MULTI 6.1.4 / Green Hills Compiler 2013.5)のためにMULTIツールチェーンの資格査定をアップデート

開発者は、GHSの何十年にも及ぶ、産業界をまたぐ安全性、および認証の経験を頼りにし、GHSの認証されたツールを利用して、SIL 4、およびASIL Dの認証を受けられる組込みソフトウェアの構築、およびデバッグを行っています。GHSは、最新の製品リリースの機能安全性資格を維持するために多額の投資を続けています。

 

Green Hills Software社 創業者・社長兼CEOであるDan O’Dowd(ダン・オダウド)のコメント:
「GHSの安全性に関する専門知識、および安全性が認証された製品ポートフォリオは、組込み業界で比類のないものです。これら最新の認証は、高い信頼性が求められる製品の構築時に、顧客が極めて困難な設計課題を解決するための助けになる、ソリューション、およびサービスを提供するという当社の長年に亘る約束を確実にするものです。」

 

TÜV NORD Systems GmbH & Co. KG, branch manager, Gerhard Rieger(ゲルハルト・リーガー)氏のコメント:
「弊社は認定された独立認証機関として、IEC 61508、ISO 26262、EN 50128各標準に沿って、GHS社の最新のMULTIツールチェーン・リリースを品質格付けしており、この広範囲に及ぶ機能安全性標準に対してGHS社と長年に渡り、良好な顧客関係を築いてきたことを喜ばしく思っています。弊社の認証工数、およびMULTIツールに関するGHS社との最終結果は、市場に対して、幅広いマイクロプロセッサ集合に対する挑戦的要求に向合うことができる、業界初の商用市販製品(off-the-shelf)を提供することになります。」

 

exida Certification社 director, William M. Goble(ウィリアム・M・ゴーブル)氏のコメント:
「弊社は、製品ポートフォリオをアップデートする際に、認証されたソリューション、およびサービスを提供しようというGHS社の継続的な取組みを支持しています。この取組みによって、もっとも広範囲に及ぶ標準において機能安全性要件に対処する製品、およびノウハウが検討されるとき、GHS社は組込み業界をリードし続けるのです。」

品質が格付けされたMULTIツールの使用により、以下の点で、大幅な製品開発コストの節約を顧客に提供します。

  • コスト、および認証までの時間の低減
  • 製品の市場投入時間の短縮
  • 製品リリース後の認証維持負担の軽減

 

● 完全性をもった統合開発環境

統合開発環境 MULTI は、30年に及ぶ組込みソフトウェア開発の専門知識を活用して、開発者に対して、信頼できるソフトウェアを効率的に作成するために頼ることのできるツールの統合パッケージを提供します。MULTI は、統合マルチコア開発、デバッグ、プログラミングのためのツールを提供しており、これにはAUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture)オペレーティングシステムを実行中であることの通知 (awareness)、オンチップ・フラッシュのためのフラッシュ・プログラミング(フラッシュ・プログラムメモリに書込むスクリプト類似言語によるプログラミング)、パフォーマンスプロファイラ(性能評価製品系列)、さらにプロジェクトビルダ、コードカバレッジ、ランタイムエラーチェック、MISRA C特化ウィザード、静的ソースコード解析ツール DoubleCheck™が含まれています。

 

■ Green Hills Software, Inc.(GHS)について

Green Hills Software社は1982年に設立され、独立系として最大の組込みソフトウェア・ソリューション・プロバイダです。2008年、GHSのINTEGRITY-178B リアルタイムOSは史上初めて、また唯一 NIAP(米国国家情報保証パートナーシップ:NSAとNISTの共同事業)により ”EAL6+, High Robustness“ として認証されました。これは、これまでソフトウェア製品が達成した最高レベルのセキュリティです。GHSのオープン・アーキテクチャの統合開発ソリューションは、機器に緊密に組込まれ、セキュリティが絶対的に重要で高い信頼性をもち、工業界の認証を受けたソリューションを求める軍事・航空、医療、工業、自動車、ネットワーク、および家電分野のアプリケーションを対象としています。本社は米国カリフォルニア州サンタバーバラで、欧州本社を英国に構えており、日本を含むアジア地域では、GHSの技術パートナーである株式会社アドバンスド・データ・コントロールズがサービスを提供しています。GHSに関する詳しい情報は、Webサイト http://www.ghs.com/ をご覧ください。

 

■ 株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)について

アドバンスド・データ・コントロールズは、1982年に設立され、「最適なソフトウェア開発環境」 を常に追求し、時代を先取りしたベスト・ソリューションをトータルに提供するリーディングカンパニーです。ワールドワイドなアライアンス体制を強みに、Green Hills Software社の技術パートナーとして、ローエンドからハイエンド製品まで対応した組込みシステム開発ソリューションを日本の顧客ニーズに対応した形式で提供しています。また、CAN/FlexRayの設計・解析ツールやコンフォーマンス認証などの車載ネットワークソリューションにも力を入れています。ADaCに関する詳しい情報は、Webサイトhttp://www.adac.co.jp/ をご覧ください。

 

【本件に関するお問合せ】

株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ  営業本部 企画部TEL:03-3251-3170 / FAX:03-3251-3167
E-mail:planning@adac.co.jp

*Green Hills Software、およびINTEGRITY、MULTI、DoubleCheckは、米国、およびその他の国におけるGreen Hills Software,Inc. の商標または登録商標です。その他の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

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