ランモード(Run-mode)デバッグ
ランモード・デバッグサーバ(rtserv2)を接続することで、システム内で実行中のタスクをデバッグすることができる、ランモード・デバッグ機能を使用することができます。
ランモード・デバッグでは、MULTI デバッガのターゲット・リストにシステム内のすべてのタスクが表示され、 任意のユーザタスクを選択して個々にデバッグすることができます。さらに、仮想アドレス空間のダイナミック・ダウンロードなどの高度な機能や、 MULTIプロファイル・ウィンドウ、イベントアナライザ(EventAnalyzer)などの各種ツールの使用を可能にします。
ランモード・デバッグは、通常、Ethernet接続を使用しますが、シリアル経由またはGreen Hills Probe経由でも使用可能です。
Integrate
Integrateは、INTEGRITYアプリケーションの設計を行うためのグラフィカル・ツールです。タスク、セマフォなどのカーネルオブジェクトを静的に配置したり、アドレス空間をまたぐカーネルオブジェクトの共有や、各仮想アドレス空間やタスクに対するメモリ設定などを行うことができます。
リソースアナライザ(ResourceAnalyzer)
リソースアナライザは、リアルタイムOS INTEGRITYを実行する組込みシステムのCPUやメモリの使用状況をモニタするためのグラフィカル・ツールです。
リソースアナライザを使用することで、システム設計者は、仮想アドレス空間やタスクへのメモリ割当ておよび使用状況を把握し、問題解析や、使用効率を高めるための情報を得ることができます。
イベントアナライザ(EventAnalyzer)
イベントアナライザ(EventAnalyzer)は、INTEGRITYやμ-velOSityなどの組込みリアルタイムOSにおける、複雑なタスク動作を調査・解析するためのグラフィカル・ツールです。イベントアナライザには、各タスク上でのイベントがアイコンで表示されます。どの処理に時間がかかっているか、どこを集中的に最適化するか迅速に見付けることができます。
イベントログは、ファイルとして保存できますので、他のエンジニアに送って解析してもらうことも可能です。
OSAエクスプローラ
OSAエクスプローラは、INTEGRITYなどのOSオブジェクト構造に対応したグラフィカル・ツールです。OSの全体的なリソース情報を参照したり、個々のOSオブジェクトに関する情報を参照したりすることができます。